のんびりゴローのブログ

のんびりゴローのブログ

「日々の出来事をのんびり・せっせと書き連ねます。」

壊れたウォシュレットをDIYで修理しました!

こんにちは。

のんびりゴローのブログにお越しいただきありがとうございます。

今回はTOTO社製ウォシュレットの便座の破損から修復までの顛末を投稿します。

ウォシュレットTOTO株式会社の温水洗浄便座の商品名です。

 

 

いきさつ

家族が便座(以下:ウォシュレットと記載します)を閉じた時に「パキッ」と音がした後、

便座(ウォシュレット本体)が取れてしまったと家族が焦って駆け寄って来ました。

「どれどれ」と見てみると・・、

ウォシュレットの開け閉めの時に支点となる両脇の回転部分で、

ウォシュレット本体のと右側ヒンジと連結されるカバー部が割れて取れていました。

何とかウォシュレットの左側だけをはめ込み使用に耐えられるか?確認したところ・・・

この状態ではウォシュレットが立ち位置を維持できず、ウォシュレットを持ち上げた手を離すと「バタン」と倒れてしまいます。

 

結論を先に申し上げると

今回の最終的に選択した対応は、

メーカーエンジニアの修理依頼は取り下げて、

ウォシュレット本体の買い替え・工事も取り止めて、

手持ちの道具と少しの部材を流用してウォシュレット本体の

右側ヒンジ部をDIYで修理し、ウォシュレットを現役復帰させました!

掛かった費用は、ゴロー衛門の人件費を度外視すると実質0(ゼロ)円でした。

以下に、修理完了に至るまでの経緯をご紹介します。

 

この部分が壊れると何が問題か?

  • 問題1:男子小用の時、ウォシュレットを立てた状態が維持できずバタンと倒れてくる。 
    • ウォシュレットを手で持っていないとオシッコが出来ない。(涙)
    • 大便と同様に着座して用を足す必要がある。
  • 問題2:ウォシュレットが左側にズレると便座が脱落してしまう。
    • 左側のヒンジ部はただハマっているだけの構造。
    • 左側のヒンジ部にはウォシュレットの着座部分を温めるヒーターの
      配線が通っておりバタバタ脱落させると断線させる恐れあり!
  • 問題3:これが一番大きい問題
    • ウォシュレットの電源が入らない = ウォシュレット本来の機能が働かないことを意味します!!

メーカーサービスに連絡

この時点では、この故障の修復は自分で出来る範疇では無いと考え、
メーカーエンジニアに保守サービスを依頼しようとサービスステーションに連絡しました。

担当エンジニアから連絡をいただき、翌日の午後一番で来訪できるとの事。

そこで気になることをお尋ねしたところ・・・・

  1. 概算費用は・・
    • ヒンジ部の損傷の場合:8000円程度
    • ウォシュレット本体を交換の場合:20,000円程度 との事・・・
    • 『正直に申し上げて、ふざけるな!!』と言う気持ちになりました。
    • 実は今回の故障は三回目なんです。
    • 障害の症状はいつも同じで
      「今回の右側ヒンジ部が壊れる」
  2. 障害発生履歴は・・
    • 購入:2013年
    • 初回:2018年4月
    • 二回目:2019年8月
    • 三回目:2021年3月

新規導入してから5年で壊れ、その後1年6ヶ月周期で故障が発生しています。

何と言っても一番の大きな問題は・・・

ウォシュレットが作動しない事!

ウォシュレット本体が閉まらないとウォシュレットの電源が入りません。

もちろん便座はパタンと下ろす事で閉まりますが、破損したカバー部と連動して

ヒンジ部のシャフトが回転し、ウォシュレットが閉まった事を検知するスイッチが作動します。

ヒンジ部を手で回そうとしましたが『とても手なんかでは回せない』くらいメチャクチャ固い状況です。

固さの理由はウォシュレット本体を閉める時に「バタン」と閉まらない様にユックリ閉める仕組みに起因していると思います。

この固さを右側ヒンジの一箇所のみで支える構造にはムリがあるのでは無いかと素人ですが考えてしまします。

電源が正常に入った時の様子は以下の一連の事象で確認出来ます。

  1. ウォシュレット本体を閉じます。
  2. ヒンジ部で連結されたシャフトが連動して回転します。
  3. 下ろしたウォシュレット本体に着座すると「着座センサー」が作動します。
  4. ウォシュレットの電源が入ります。
  5. ウォシュレットの自動洗浄が始まります。

尚、着座センサーが設けられた背景は、発表当初の製品では着座していないのに
シャワーが吹き出す事故があった様でウォシュレット本体からの意図しない放水防止策の様です。

そこで今回の対応について・・・

あまりに故障頻度が短いのでウォシュレット本体を買い換える事に方針変更しました。

まずは市場調査から・・

早速、最寄りのDIYショップへ製品の現状調査に出向きました。

どこのメーカーのどの機種にしようかとキョロキョロ見回して

店員さん(結構、ご年輩の方)に質問をさせて頂きました。

  • 質問1:便座は便器とのセットでないと交換できないか?
  • 質問2:単独で交換できる場合、便器と便座(ウォシュレット)は同一メーカーでないとダメか?
  • 質問3:単独で交換時の概算費用はどれくらいか?

ご担当いただいた店員さん(チーフさんでした)から親切な説明をいただきました。

  • 回答1:いいえ。単独での交換は可能です。
  • 回答2:現在使用中の便器の製造時期によるが『規格が統一されている』のでメーカーを越えて組み合わせは自由にできる。
    • ちなみにゴロー衛門宅の便器は規格統一後に製造された製品との事。
  • 回答3:機種により費用の幅は有るが製品で40,000〜100,000円程度、加えて工事費が8,000円との事。 
    • 工事費には取り外したウォシュレットの引取、廃棄費用が含まれています。

なるほどなるほどと思っていると・・

最近はDIYで交換される人が増えているとの事。

  1. 店員さんが担当されたお客様の中では、ザクっと30%くらいの人がDIYで済ますそうです。
    • 「自分で変えられるんですか?」と尋ねると、水回りの作業を含めても1時間以内との事・・・。
    • 最近のDIYの流行もあり女性のDIYerさんも結構いらっしゃる様です。
    • ・・と言う事で『それなら自分でやります!』と宣言。
  2. しか〜し「取り外した古い方のウォシュレットはどう処分するんだ?」と考えていると・・。
    • その事を察したのか様に「2,000円の費用が掛かりますがお持ち頂ければ、お預かりと処分をします」との事。
    • 素晴らしい!!
  3. もし自分で交換する様なら『部材としてのウォシュレットは一階で取り扱っている』と教えていただいた。

お礼を述べて別フロアへ移動。

先程、二階で見ていた製品が同一で価格で確かに有る事を確認出来たので、

冷静に検討するため一旦帰宅としました。

大きな方向転換だっ!

自分でウォシュレット本体の交換が出来るっ!

ウォシュレット本体の入手方法も確認する事が出来たっ!

いっそのこと壊れたヒンジ部だけを自分で修復出来ないか?

・・・・と静かに眠っていた技術屋のムシが騒ぎ出して来ました。

壊れたヒンジ部を確実の固定出来れば当座の問題は解決出来る。 

但し、耐久性の課題は有るかもしれないが・・・

 

その「固定方法」は???

まず浮かんだのが強力な接着剤で接着してしまう。

2液混合式のエポキシ系接着剤が頭に浮かんだ。

早速、2液混合式のエポキシ系接着剤を入手。

2液混合式は接着剤が固まるまでの時間が短く作業が円滑に進められます!

接着した後の強度も十分に確保できるので、短時間で強度が必要な接着にはベストな選択と思います。 

しかし便座(ウォシュレット本体)が回転する時にヒンジ部に掛かる負荷は

思いのほか大きい様で、完全に固着する前にウォシュレットを動かすと・・・・

着きかけた接着剤が固形化する前に剥がれそうになってしまう。

そこで「ここまで来たなら」と・・

壊れて取れてしまったウォシュレットの一部とヒンジ部の中のシャフトと

ウォシュレット本体の3箇所を『貫通させてネジ止め固定』する事に対応策を変更しました。

接着剤でそこそこ固定されている状態で3mmのドリルで下穴を開け、3.5mmのネジで三つの部材を固定! 

 ネジは手持ちの適当なモノで間に合わせたので長さが長く、便座の上にネジの先端が飛び出して清掃の時などに

ケガをしない様、ネジの先端がウォシュレット本体の中に納まる様にヤスリで研磨して長さを調整をしました。 

 見栄えはガマン出来る範囲、耐久性は不明ですが、総じて出来栄えはマズマズの「大成功ー!」です。

 

【参考写真】

  • 修理完了後の様子を掲載します。

f:id:roncear560:20210626153653p:plain  f:id:roncear560:20210626153726p:plainf:id:roncear560:20210626153751p:plain

 

まとめ

今回はTOTO社製ウォシュレットの修理についてまとめました。

気付きは・・・・

製造年式の新しい便座は規格が整備されメーカーを越えても互換性が保たれるようになった。(微調整は必要)

他のメーカーでの経験はありませんが、ヒンジ部は強度的に弱点の印象です。

必要な道具は・・

強力な接着剤(今回は2液混合式のエポキシ系接着剤を使用しました)

取り付けネジ用の下穴を開けるドリル

ドリルの刃(ビット):今回は3㎜のビットを使用

固定用のネジ:今回は工具箱に余っていた3.5mm 長さ7cmのネジを使用。

ヤスリ:長めのネジの先を研磨して長さを微調整。

初めて電動ドリルを購入される場合は、ドリルの刃(ビット)とのセット製品が便利だと思います。

  • 費用的に廉価で揃えられる事
  • あれやこれやと選択する手間が省けます。
    • 金属用ビット、 木工用ビットで各サイズを揃えるの結構手間です。

もし性能的に不足・不満が出た場合に買換え・買足しすれば良いと考えるからです。

感想・・・

ウォシュレット本体の交換をDIYで出来る情報を得てからは俄然やる気が湧いてきました。

実際、体験して水回りの作業で漏水の注意は必要ですが「気が抜けるほど簡単」です。

今回のネジ止め固定の応急処置は「一回限りの対策」と考えていますので、

耐用期限は不明ですが、次は「ウォシュレット本体の交換」ですね。

長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。

お問い合わせ